念仏をとなえながら、今生きることによろこびを感じる
充実した日々を過す事を願う 大阪教区 浄土宗青年会
2023年07月21日
令和5年度大阪浄青別時会・納涼会令和五年度 別時会・納涼会 令和5年7月13日(木) 今年の5月に新本堂が竣工された生玉組来迎寺本堂をお借りして別時会を行いました。 靴を履いたまま上がれるコンクリート床の「近代建築」と歴史ある御本尊が祀られた「本堂の荘厳さ」を合わせもったとても素敵な本堂で、30名の参加者のお念仏の声と木魚の心地よい音が響き渡る、加行道場さながらの感動的な別時会を勤めることが出来ました。 その後、懇親会場へと場所を変え納涼会を開催しました。新会員の方も来られ、景品をかけた楽しいゲームで盛り上がり色んな方と話をしてまた一つ懇親を深める事が出来、今期のテーマ「共有と共感、集まって盛り上げよう」を、まさに体現したような夏の暑さにも負けないくらいの熱い熱い一日になりました。 今回落慶式前にも関わらず快く会所を提供していただいた生玉組来迎寺様関係者皆様には心より御礼を申し上げます。 合掌 東摂組 生房寺 田中大樹 |
2023年05月26日
令和5年5月22日(月)奈良県 ホテル日航奈良にて、近畿地区浄土宗青年会第45回総会・第56回研修会が執り行われました。最初に第23期理事長、白馬上人よりご挨拶をいただいた後、令和4年度事業報告、決算報告。その後令和5年度事業計画案、会計予算案の審議を行い、無事承認というかたちで総会は終了致しました。近畿地区浄土宗青年会第45回総会・第56回研修会 小休憩の後、第56回研修会が行われました。初めに、講師 松島靖朗上人より『たよってうれしい、たよられてうれしい。』をテーマに講義いただきました。松島上人の取り組まれているNPO法人 おてらおやつクラブの活動について、お寺の習慣を上手く活用して貧困に苦しむ人達への手助け、その発信方法等についてお話いただきました。 続きまして、講師伊藤茂樹上人より『法然上人の立教開宗とその意義-開宗八百五十年を迎えて-』というテーマでご講義いただきました。法然上人の開宗当時の時代背景や出来事(疫病、天災、飢饉、戦争)が現在起きていることと同じであり、浄土宗の教えも開宗当時と変わらず大切で素晴らしいものであるというお話をいただきました。 そして最後に、講師川野真広上人より『通夜に二胡を奏でて〜趣味を法務の現場に活かす〜』についてお話いただきました。初めに「二胡」とは中国の民族楽器であり、皆さんご存知だと思いますが「女子十二楽坊」で奏でられていた楽器であるとご説明いただき、オリジナル曲も含め4曲の演奏を聞かせていただきました。流石に癒しの音色と言われるだけありとても気持ちの良い音色でした。そしてこの二胡の心地よい音色と共に第56回研修会は終了となりました。 今回も近畿地区浄土宗青年会総会、研修会に参加させていただきとても勉強になりました。 河北組 浄土院 真田祐希 |
2023年05月14日
令和5年5月9日(火)に浄土宗開宗850年慶讃法灯リレーが開催されました。2日前は全国的な大雨でしたが、当日は爽やかな五月晴れとなり全国から180名を越える青年会会員が集まり、比叡山青龍寺からくろ谷金戒光明寺を経て知恩院まで法灯を携えリレー形式で念仏行脚をしました。浄土宗開宗850年慶讃法灯リレー 40名程に4班分けされ、全ての過程を見る事はできませんでしたが、まずは夜明けとともに集合し、比叡山青龍寺にて採灯法要が行われました。導師は川中宗務総長に務めていただき、お言葉をいただきました。法要中に報恩蔵より法灯を頂戴し、しばしのお別時の後出発。吊灯篭にお念仏の灯を携え、険しい山道を下りくろ谷金戒光明寺へ向かいました。 順調にリレーが引き継がれ、自分の歩く区間へと法灯が繋がれてきました。京都芸術大学前からくろ谷金戒光明寺の区間で白川通りを歩き、真如堂にてお参り、西雲寺にて紫雲石前にてお参り、住職からお言葉をいただき無事くろ谷金戒光明寺へと到着しました。 くろ谷金戒光明寺では藤本浄彦台下にお待ち受けいただき、献灯式にて法灯が献灯されました。台下より御垂示をいただき、その後再び知恩院へと全員で念仏行脚を行いました。 岡崎通り、平安神宮前を通り知恩院へと到着しました。三門前で記念撮影をした後御影堂前へと移動しました。教区長、教化団長、知恩院、宗門役職の方々にお出迎えいただきました。 御影堂にて伊藤唯眞猊下御導師のもと、法灯リレーの開白法要をお勤めしました。献灯後、猊下より御垂示をいただき、法灯は分灯され、各教区長へと手渡されました。この法灯が教区から組、組から各寺院、各寺院から檀信徒へと広まっていく形で進められるとの事です。 以上、人によっては4時30分から16時までの長丁場でしたが、スタッフの尽力により大きな事故もなく無事終了しました。今回参加させていただいて、念仏行脚をしましたが、道行く観光客の皆様が物珍しさからか写真を撮っていたり、数珠、袈裟をつけて地面に正座して合掌して一緒にお念仏をお唱えされている方もおられたり、子どもも手を合わせてくれていたりと程度の違いはあれど、行脚する姿を見てもらう事で浄土宗のお念仏の教化に繋がったのではないかと思いました。また今回繋げた法灯を大阪教区でもしっかりと広げたいと感じました。 北摂組 正念寺 吉田兼行 |
2023年04月14日
去る令和5年4月14日(金)大阪教区教務所に於きまして、大阪教区浄土宗青年会令和 4年度総会並びに令和5年度第 1 回研修会が開催されました。まず西浦会長より第27期 のスローガン『共感と共有〜集まって盛り上げよう〜』のとおり、令和4年度の下半期はコロナが落ち着いたこともあり、会に人が集まって盛り上がってきた手応えを感じていると 挨拶がありました。そして、議長に東摂組 地福寺 田中乗光上人を選出しまして令和4年 度活動報告、決算報告、救援活動報告を行い、続いて令和5年度活動計画(案)の審議、令 和5年度会計予算(案)の審議を執り行い、賛同多数で承認いただき無事に総会は閉会いた しました。令和4年度 大阪教区浄土宗青年会 総会・令和5年度第1回研修会 その後、同会場に於きまして、令和5年度第1回研修会が行われました。 今回の研修会は生玉組 圓通寺 安達俊英上人をお招きして第2弾となる『懺悔とは何か』 −浄土宗と懺悔−の講義を賜りました。 内容は1:善導大師と懺悔、2:法然上人と懺悔、3:浄土宗における懺悔の位置づけ、4: 具体的な懺悔の方法について詳しく講義をしていただきました。 我々浄土宗教師は往生行としての懺悔は不要であることから、懺悔の重要性は低いものに なっていることが多い。しかし懺悔はいずれは極楽浄土ですることになる行であるのでこ の世でもできる範囲でしておくに越したことはない。また懺悔は一般的な面から見ても懺 悔(反省)することによってそこに改善が生まれ、そしてそれが人格形成にとって必要なこ とであるともおっしゃられました。 研修の最後に、執行部会からの提案で抜き打ち仏教テストが行われました。 テストの内容は安達上人に作成していただき、1 問2点、50点満点で15分で行われまし た。このテストを行うことによって改めて自分が知ったつもりになってしまっていたこと、 今回の研修会を通して改めて我々浄土宗教師にとって懺悔について考えさせられ、小テス トによってもっと勉強するべきことがあるなど、気づきを与えていただける有意義な研修 会となりました。 大江組 光明寺 椙原 慈光 |
2023年03月16日
去る令和5年3月10日(金)に大阪教区教務所において大阪教区浄土宗青年会第4回研修会が行われました。講師には生玉組圓通寺安達俊英上人にお越し頂き今回のテーマである懺悔とは何か(業)についてのお話しをして頂きました。令和4年度 大阪教区浄土宗青年会 第4回研修会 まずは業について業とは行為そのものと行為を行なった結果としてその人に蓄積されている潜在的な影響力でありその特色として楽・苦をもたらすのが善因・悪因です。また自業自得が原則であり悪行を善行で相殺する事は出来ないと言う事であります。具体的な業の因果関係は仏陀にしか分からない。そして他人がとやかく指摘してはいけないなどがあり本人が自省的に把えるべきものです。この様に業について詳しく説明をして頂きました。 そして次に本日のメインテーマである懺悔についてです。懺悔とは罪を悔い告白をして許しを請う事の3つからなり本来は許しを請うことが主であるが次第に罪を悔いる事の方にシフトしていったとの事です。次に懺悔は持戒と結びつくというお話で布薩をしないと実際には戒律を守るのは難しいと言う事と日本仏教はこの布薩をしないため戒律が定着しなかったと言われています。それから大乗仏教における懺悔についての説明がありその特色として罪を犯したらすぐに懺悔する随犯随懺、無始以来の身語意業すべてを懺悔し仏・菩薩に対しての懺悔・五師・律の遵守より戒の遵守や懺悔の儀式化についてお話して頂きました。我々が普段何気なく使っているこの「懺悔」という言葉ですがその意味を深く考える良い機会となりました。 今回安達上人にはお忙しい中懺悔と業について深く掘り下げて丁寧に教えて下さり感謝申し上げます。4月には懺悔についての続きを再び安達上人にお越し頂いての研修会があります。そちらもまた楽しみにしております。 第二河南組 薬師寺 杉岡法夫 |
2023年03月03日
トルコ・シリア地震復興支援托鉢を2月23日・26日の2日間で実施しました。2日間でお預かりした支援金合計は150,486円でした。トルコ・シリア地震復興支援托鉢報告 ※20ドル(AUD)は円に換金して加わえさせていただいています。 この浄財は日本赤十字社を通じて「トルコ・シリア地震復興支援金」に全額送金させていただいたことを報告させていただきます。 |
2023年03月01日
去る令和5年2月21日、仙台市・TKPガーデンシティ仙台に於きまして第48回総合研修会が開催されました。研修会が開催されます前に東日本大震災13回忌追悼法要も厳修されました。全国浄土宗青年会 第48回総合研修会 併修 東日本大震災13回忌追悼法要 研修1ではお二方が講演され、まずは東日本大震災被災者である鈴木由美子氏より「哀と愛と逢と・・・」を講題に、次に無量壽庵住職・西光寺兼務住職である樋口伸生上人より「震災の中で実行した事」をお話されました。 鈴木氏は震災で亡くした息子さんへの想い、また当時自暴自棄になっていた時に樋口上人と出会い≪俱会一処≫「また必ず極楽で会える」というお言葉や西光寺被災遺族会「蓮の会」での心の共有を通じて生きる気力を取り戻した事、遺族者の心境などを語ってくださいました。 樋口上人は被災当時の状況や自分が僧侶として何が出来るか何をすべきかを考え、遺族者への心のケア、亡くなられた方のご回向をされたお話をされました。また大切な方を亡くされた遺族者へのケアの仕方、信頼関係をしっかり築くこと、揺るぎない信仰心を確立し共にお念仏をお唱えする大切さをお教えくださいました。 研修2では日本赤十字秋田看護短期大学専任講師の及川真一先生より「楽しさから学ぶ防災教育」を講題にお話しされ、キャンプやイベントを通じて防災教育を行い、遊びや日々の暮らしの中で災害を疑似体験することによりそれが役立つ事をお伝えくださいました。また自身の体験を教訓に365日いつも防災を意識することや日頃と非日常をわけない、また無理をしない防災(ガソリンを満タンにしておく事や携帯のモバイルバッテリーを持つ事など)が大切であることを学ばせていただきました。 研修3では十念寺住職の袖山榮輝上人より「〈お念佛からはじまる幸せ〉と仏願」を講題として、開宗850年のキャッチコピーである〈お念仏からはじまる幸せ〉の教義的な解釈や「開宗の文」にもある≪仏願≫の重要性、お念仏のみ教えをご教授くださいました。 この度の研修を受け、自分自身大切な方を亡くされた方に対してきちんと寄り添い、意識せずに心無い言葉を発してないかを省みる機会となりました。また防災に関しても南海トラフ地震が近づく中、防災の意識をつける重要性を再確認致しました。そして来年迎える開宗850年、お檀家さんに〈お念仏からはじまる幸せ〉の意義をしっかりとお伝えできればと思います。 相阪組 西蓮院 神田眞照 |
2023年02月07日
去る令和5年2月2日に近畿地区浄土宗青年会の研鑽会が開催されました。今回の企画担当は奈良浄青ということで、世界遺産にも登録されている奈良県・薬師寺を会場に、薬師寺の拝観と法話を拝聴しました。令和4年度 近畿地区浄土宗青年会 研鑽会 まず研鑽会参加者は薬師寺・中門に集合し、薬師寺の執事長であられる大谷徹奘上人(以下、大谷上人)のご案内のもと金堂へ入堂しました。この金堂には国宝に指定されている薬師三尊像が安置されていて、このお像の前で参加者約50名による読経をしました。読経中には東日本大震災物故者、そして昨年より続くウクライナ戦争の戦没者への回向があり、追善供養と平和への祈りを捧げました。 次に参加者は食堂にご案内いただき、大谷上人による約1時間のご法話を拝聴しました。ご法話は大谷上人の生い立ちから始まり、「心のしくみ」をテーマにした内容でした。大谷上人は執事長を勤められる傍ら、全国を飛び回って法話をされているお説教師でもあります。大谷上人自ら「今日は仏教語を使わずにお話します」と仰った通り、仏教語が登場することなく優しい言葉だけで展開していく法話の内容と力強いお話しぶりに、参加者全員が真剣に耳を傾けました。また法話の中で私たち僧侶が持つべき姿勢として、「自分のふるまい・伝わる言葉を意識してほしい」という大谷上人の想いをお伝えいただきました。 今回の研鑽会を通じて、私個人の感想としては大谷上人とお出会いできたことが何よりも印象深いことでした。「こんなに素晴らしいお説教師さんがいる」と知れたことや、また大谷上人が師事された高田好胤元管主についても関心を持つことができました。今後は大谷上人・高田元管主の書籍を通じて法話の勉強に繋げていきたいと思います。薬師寺をご縁に、僧侶としての身の振る舞いや檀信徒へ法話を通じて伝えていくメッセージについて考えさせられた、大変充実した研鑽会でした。 泉南組 上福寺 瀧俊悟 |
2022年12月28日
去る令和4年12月6日(火)、滋賀県大津市にある皇子山カントリークラブを会場にして、近畿地区浄土宗青年会親睦交流会のフットゴルフを、滋賀教区担当で開催されました。各地区浄青から総勢30人の参加がありました。フットゴルフというのは、サッカー(フットボール)とゴルフの異なるスポーツを融合した新しいスポーツです。簡単に説明すると、サッカーボールを蹴ってゴルフコースを回ります。令和4年度 近畿地区浄土宗青年会 親睦交流会 当初申込み段階では、15時スタートの予定でしたが、日没時間の関係でフルラウンド(18ホール)は回り切れないとのことでした。しかし、参加者からフルで回りたいとの声が出た為、ゴルフ場のご厚意で1時間早くスタートさせてもらえることになりました。12月に入り急に冬を感じるようになっていましたが、当日の天気は快晴で暖かい日差しのなかでの親睦交流会となりました。まず、開会の挨拶と共に、フットゴルフのルール説明がありました。広大なゴルフコースに向かってサッカーボールを蹴ると下り傾斜を利用して想像以上に転がっていきます。逆に上り傾斜では、蹴ったボールが戻ってくるのでコースを見極めながら力強く蹴る必要があります。何度も同じ位置に戻ってくるボールに苦しめられた参加者も多いはずです。3時間半ほどでアップダウンの激しい18ホールを回った為か、ほとんどの参加者は口数が少なく、疲れた様子で表彰式を待つことになりました。今回担当の滋賀教区浄青は、参加者全員に景品を用意してくださいました。近江牛をはじめ、バームクーヘン、鮒寿司といった滋賀県を代表する食べ物や、W杯レプリカサッカーボールなどが豪華景品として用意されていました。参加者には順位によって必ずもらえますが、自分の順位が全く分からないので名前を呼ばれる瞬間まで楽しませてくれました。ちなみに大阪教区の最高順位は、第三位の西浦裕哉会長でした。おめでとうございます。 来年度の近畿地区浄青親睦交流会は大阪が担当します。今回の親睦交流会に負けないよう大阪らしく、参加してくれた方が楽しめるように、大阪に来て良かったと言ってもらえるような親睦交流会を開催できればと思います。 第二河南組 安養寺 畑中芳隆 |
2022年12月27日
12月15日に浄土宗青年会で別時会・忘年会を開催しました。別時会の会場は東清堀組の天龍院様をお借りして行いました。天龍院様の御堂にはすごく御立派な座像の本尊様が奉っておられていました。そんな素敵な場所で今年の別時会は例年と変わって、別時会の中に今年一年の罪等を洗い懺悔するという事で、始めに「広懺悔」を皆さんでお唱えし、「恭敬礼拝」を取り入れました。令和4年度 大阪教区浄土宗青年会 別時会・忘年会 私はこの恭敬礼拝というものは、加行以来してませんでしたので、懐かしくやって良かったと感じました。大衆の声が揃って、本堂に響き渡る念仏はとても気持ちよく、心が浄化できた気がしました。別時会は個人的には自坊で毎月1回、行っていますがやはり大切な行の一つだと改めて感じました。 そして行が終わり、忘年会も開催しました。この時世柄、難しいとは思いましたが、無事に皆さんと懇親できて良かったです。 次回も是非ともより多くの御参加をお待ちして来年また楽しみにしています。 天満組 寿松院 小原弁和 |